ACCA Diploma in Accounting and Businessとは、AB(F1)、MA(F2)、FA(F3)の合格およびFoundations in Professionalism Moduleを受講した人へ送られる認定資格です。
もし科目免除を受けている場合でも、この3科目のうち最低1科目に合格している必要があります。
ACCAの13科目に合格する過程で、このようなディプロマ資格を取得できるのはACCA受験の大きな醍醐味でしょう。
このディプロマはACCAが発行している資格ですが、イギリス政府公認の資格(資格番号:601/0771/6)でHigher Educationレベルの資格としても認知されています。
また、イギリスでは「RQF」という基準値が各資格に定められており、ACCA Diploma in Accounting and Businessは「RQF Level 4」として位置づけられています。
このRQFとは「Regulated Qualifications Framework」の略で、イギリス国内の資格の難易度をランク分けしているものです。
各レベルは、レベル1~8の間で以下のように設定されています。
- Level 1 = GCSE (grades D-G or 3-1)
- Level 2 = GCSE (grades A*-C or 9-4)
- Level 3 = A level
- Level 4 = Year 1 of a 3 year Bachelor’s degree, Higher National Certificate (HNC)
- Level 5 = Year 2 of a 3 year Bachelor’s degree, Higher National Diploma (HND), Foundation degree
- Level 6 = Bachelor’s degree
- Level 7 = Postgraduate, Master’s degree *
- Level 8 = Doctorate
一方で、EQF(European Qualifications Framework)レベルというものもあります。EQFはヨーロッパ全体で見たときの難易度をレベル1〜8までランク分けしたものもあり、ACCA Diploma in Accounting and BusinessのEQFは Level 5と規定されています。
こうしてみると、ACCAの3科目に合格するだけでもある程度高いレベルとして認知されていることがわかるかと思います。
ACCAを取得する過程でこのようなディプロマ資格も取得できるのはACCA特有であり、USCPAなど他の資格では経験できません。
ACCAに興味はあるけれど13科目全部を受験したくない人でも、とりあえずこういったディプロマ資格にチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。
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