ACCAに合格するには計13科目(旧14科目)の試験に全て合格する必要があります。
その人の実務経験や環境によって差は出てきますが、ここでは一般的な話として、ACCA取得までにどの程度の勉強時間が必要なのかをお話します。
ACCAが実際に発表している合格に必要な勉強時間は以下の通りです。
ACCA Website (https://www.accaglobal.com/content/dam/ACCA_Global/Employers/info/acca-qualifications-learning-hours.pdf)
旧科目名での勉強時間にはなっていますが、これを見ると1科目あたり約400時間勉強しなければいけないということになります。しかし実際には、これだけ勉強すれば必ず合格するだろうという最大の勉強時間を記載していますので、皆さんがここまで勉強しないと合格できないということではありません。
ACCAの場合、50点を取れば合格できるため、合格点を取るための勉強という観点では1科目あたりこの半分の200時間が基準になります。
つまり、200時間 x 13科目=2600時間の勉強でACCAを取得することができるという計算になります。
一方で、USCPAを取得するには約1000時間の勉強が必要だと言われており、日本の公認会計士については約4000時間の勉強が必要と言われています。資格取得にかかる時間としてはその中間に位置していますが、難易度という観点ではUSCPAと同程度と言えるでしょう。
ACCAの場合は科目数が多く、かつ1科目あたりの難易度が低く設定されています。そのため、1科目を合格するためにかかる勉強時間や労力というのはそこまで必要ではなく、小さな合格を多く集めなければいけませんので時間がかかります。
一方でUSCPAでは、科目数が4科目とACCAの3分の1程度でしかなく、1科目の合格にかける勉強時間や労力が大きいため、全体的な難易度としてはACCAとそこまで大差はありません。
また、ACCAの場合は13科目合格したあとに取得できる会計士資格だけではなく、その過程で得られるDiplomaやCertificateといった別の認定書類も取得できるので、勉強時間をかけた分だけリターンもある資格です。
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