ACCAの科目合格の有効期限について、こちらのページ(https://accajapan.com/accaikasu/)で解説をしていますが、10年ルールに関するお問い合わせも多く頂きましたので、10年ルールについて再度明確にしておきたいと思います。
まず初めに7年ルールとは何だったかというと、最初のStrategic Professional 科目に合格してから7年以内にStrategic Professional 科目全てに合格しなければいけない、というルールでした。
Strategic Professional 科目には、SBL、 SBR、AFM、APM、ATX、AAAの7つの科目があり、そのうち5つの科目に合格しなければいけません。現在の科目名と過去の試験の科目名の対比表は、こちらの記事(https://accajapan.com/2018/05/24/changeinexam/)から確認してみてください。
この7年ルールは、すべての受験生に適用されます。
もし7年以内にStrategic Professional 科目全てに合格できなかった場合、それまで合格していたStrategic Professional 科目は合格取消しとなります。Applied knowledge(AB ~ FA)、Applied skills(LW ~ FM)の科目は取り消されることはありません。
一方で、10年ルールとは、7年ルールよりも前から存在していたルールで、一部の受験生にしか適用されていないルールとなります。
10年ルールとは、もし2015年12月以前の試験の受験資格を保有していた場合(つまり、それまでにアカウント登録していた場合)、アカウント登録日から10年以内にACCAのすべての試験に合格しなければいけない、というルールです。もし合格できなければ、それまでのすべての科目合格は取消となります。
この10年ルールは、7年ルールが新しくできたからといって無効にはなっていません。
現時点で、10年ルールと7年ルール両方が適用されている受験生はまだまだたくさんいます。
なぜ7年ルールが作られたかというと、近年基礎知識や基礎技術科目の免除を受ける受験者とそうでない受験者では、同じように10年ルールを適用した場合に不公平が生じてしまうためです。
また、ACCA=専門家の資格という性質上、専門科目にのみ時間的期限を設けるべきだという意見が増えたことから、逆に基礎知識や基礎技術の科目合格に期限を設ける必要がなくなった、ということも一つの理由となります。
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