(第3弾)
ACCAの試験に関して、よくお問い合わせ頂くご質問とその回答を少しずつ公開していきます。
Q21. P1とP3の試験が廃止され、Strategic Business Leader (SBL)という試験に変わるということですが、試験内容に違いはありますか?
A21. 一番の違いは、SBLでは知識そのものを問うことよりも、知識を問いに応じて応用することが求められます。したがって、理論やフレームワークの説明を必要以上に行う場合、得点が低くなる可能性があります。
Q22. SBLの試験対策に、P1やP3の過去問題を解くのは有効ですか?
A22. ACCAとしては推奨はしていません。実際にP1やP3の過去問題と類似した問題は出題されますが、SBLの試験勉強のためには専用のテキストや問題集を使用する方がより効果的に勉強ができます。
Q23. P1やP3では試験時間は3時間だったのに、SBLの試験時間はなぜ4時間なのですか?
A23. SBLの試験では、問題の熟読と回答作成のための計画が必要となります。SBLの試験ではたった1つのビジネスケースについて様々な問いが出題されるのに対し、これまでのP1やP3の試験では全く異なる4つのビジネスケースがそれぞれ別の問題として出題されていました。したがって、1つの問題に含まれる情報量がSBLの方が多くなり、試験時間が長くなっています。
Q24. SBLの試験でもし仮に全ての計算結果が間違っていた場合、得点は0でしょうか?
A24. 得点は計算結果ではなく、その計算を導く過程にあります。情報を適切に使用し、それを分析することで、計算結果にミスがあったとしても Analysis Skills Marksという得点が得られます。
Q25. SBLの試験でのProfessional Skill MarksとAnalysis Skills Marksの割合を教えてください。
A25. Professional Skill Marksが80%、Analysis Skills Marksが20%の割合を占めています。
Q26. Professional Skill Marksとは何ですか?
A26. SBL試験では、5つのProfessional Skill が試され、その得点のことを指しています。5つのProfessional Skill とは、1) Communication 2) Commercial acumen 3) Analysis 4) Skepticism 5)Evaluationです。詳しくは、以下のACCAウェブサイトを参照ください。
外部リンク:ACCAホームページ
Q27. Professional Skill Marksはどのように配点されていますか?
A27. ACCAによれば、1つの”Requirement”に対して2~4点が付与されています。問題によっては、複数のRequirementが存在していることもあります。
Q28. Professional Skill Marksは、専門用語をしっかり使用しないともらえないのでしょうか?
A28. 必ずしもそういうわけではありません。Professional Skill Marksは、専門用語に対してではなく、専門家としての思考に対しての得点となります。例えば、問題が「Evaluate」を求めている場合や「Analysis」を求めている場合など、専門用語そのもには得点が与えられません。
Q29. SBL試験では、問題は順番に解いていく必要がありますか?
A29. ACCAでは順番に解いていくことが推奨されています。理由としては、問題自体が1つの大きなストーリーとなっており、その結果として問題もそれぞれ相関関係がある場合があります。
Q30. SBLの過去問題がまだありませんが、試験問題のサンプルはあるのでしょうか?
A30. ACCAのウェブサイトにて3つの問題が掲載されています。以下のウェブサイトページをご確認ください。
https://www.accaglobal.com/content/dam/acca/global/PDF-students/acca/SBL/sbl-2018-specimen-3.pdf
Kim says
Ai in finance should includes in SBL