先日私はある一本の電話を待っていました。
友達からの紹介で、私の会社のことを聞きたいという外国人からの電話でした。
いざ電話がかかって来ると、その外国人は何やら英語や日本語ではなく、
私の全く知らない言語を話し始めました。
私はとっさに「Can you speak English?」と尋ねると、
なんと、その外国人は「Sorry I can not speak English.」と答えたのです。
いや、もうすでにあなた、英語で話しているんですけど・・・
その人とはもうそれきり会うことも話すこともありませんでしたが、
その人はせっかく少しでも英語が話せるのに、
「話せません」と断言して、私から何かを聞き出すチャンスを失ってしまいました。
英語の上達が遅い人は、
英語ができるようになってから海外で仕事を見つけよう、とか、
英語ができるようになってから海外の大学に進学しよう、
とゆっくりのんびり考える傾向にあります。
本当は、英語で自己紹介ができたり、
挨拶や簡単なコミュニケーションができるにも関わらず、
英語ができないと決めつけて、英語を理由に海外に行くことを先延ばしにしてしまうのです。
それより、転勤が急に決まった人とか、急に海外で生活することになった人ほど
英語を使わなければいけない切羽詰まった状況に陥り、
そして、ものすごいスピードで英語が上達していきます。
行きますと言ってしまったからには、向こうへ言って困るのは自分だからです。
英語ができないからと理由をつけて、何もしないのは損です。
英語はできると断言し、海外へ行くチャンスを見逃さないようにしましょう。
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